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November 28, 2006

11/28(火) 雨のちくもり

神沢利子展プロジェクトの視覚伝達物に使用する基本書体について悩む。
游明朝体+游明朝体五号かなの組み合わせにする?
A1明朝1ウェイトにする?
いやいや、リュウミン+リュウミンオールドかなの組み合わせにする?
ゴシック系はどうする? 使う? 使わない?
混植する欧文書体は、Adobe Janson? Garamond premier?

結局私の中では、一番上の組み合わせで統一できればという方向で落ち着き
早速購入手続きをした。

相手が「絵本」なので
組まれた書体は大体が「石井明朝体」になる。
10年、20年前となればなおさら使用率が高い。
この見慣れた表情に近い書体を、と考えて候補を出した。
絵本との印象が離れない方がいいと思う。
じゃあ石井明朝体でいいんじゃないか? それも違う。昔に戻ることもない。

神沢利子さんは文を書く作家である。
今回の展覧会では、神沢さんの「言葉を展示する」という展示方法にも挑戦する。
通常の原画展とは違う見せ方だ。
絵本の中の言葉を少し大きい活字サイズで表示して展示することになるだろう。
そこで、活字書体の細部が見えることになる。
見えてしまうことになるといった方が正直か。

A1明朝では、細部が粗すぎる。懐古主義みたい。好きなんだけど。
リュウミンは、入・終筆が角張っていてトゲがある印象。
本明朝のように硬質で締まった表情も好きだが、この案件には合わないように思う。

これらに対して
游明朝体+游明朝体五号かなは、角ばっていないのでやさしい。
游明朝体五号かなの標本元の活字書体の骨格も歴史のあるものであり
長く本文用に使われ、石井明朝体同様見慣れた表情をしている。

そんな理由から選んだ。
(でも実際は、どう使用するかはまだ分からない…)


薄く切った赤かぶに、酢とザラメと少しの塩で半日。
紫がかっていた表面の青みがとれた鮮やかな紅色とこの味に
秋のおわりを感じた。


ここから続き

投稿者 fumitoku : November 28, 2006 05:08 PM

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